【読書感想文】ハンズオンJavaScript【書評】
2022-02-28Content
はじめに
おはようございます!こんにちは!こんばんは!
のふのふ(@rpf_nob)と申します!!都内のスタートアップでフロントエンドエンジニアとして働いています。
今回はハンズオン JavaScript を読んだので感想・レビューを書いていきたいと思います。
私自身普段はフロントエンドエンジニアとして React と TypeScript を用いて仕事していますが、JavaScript 全体を体系的に勉強したことがありませんでした。
それで仕事している時に JavaScript の基本的な部分、特に DOM 操作 や WebAPI 周りなどで詰まることが多々あるため、しっかり勉強するために、この書籍を読んでみようと思いました。
本書の目次は以下のようになっています。
740 ページもある分厚い本なので情報量もものすごく、さまざまな内容が網羅されています。
- 1 章 学び始めるまえに
- 2 章 データを学ぶ
- 3 章 処理を学ぶ
- 4 章 オブジェクトを学ぶ
- 5 章 モジュールを学ぶ
- 6 章 基本的な標準オブジェクトを学ぶ
- 7 章 コレクションを学ぶ
- 8 章 複雑なデータの扱いを学ぶ
- 9 章 国際化を学ぶ
- 10 章 非同期処理を学ぶ
- 11 章 メタプログラミングを学ぶ
- 12 章 Web を学ぶ
- 13 章 ネットワークを学ぶ
- 14 章 ストレージを学ぶ
- 15 章 マルチメディアを学ぶ
- 16 章 センサーとデバイスを学ぶ
- 17 章 PWA を学ぶ
- 18 章 セキュリティを学ぶ
- 19 章 パフォーマンスを学ぶ
- 20 章 学び続けるために
ハンズオンで学べるがプログラミング完全初心者はこれを最初に読むのはキツい
まず本書のコンセプトにも記載してあるとおり、Chrome の DevTools を基本的に使用して手を動かせるようになっているので、環境構築が必要ありません。
ですので、初心者でもとっかかりやすいのではないかと思います。まあこの辺りは JavaScript だとブラウザで動作するので他の書籍でも同じかなと思います。
ただ、「誰のための本か」に以下のように記載してありますが、
本書の主なターゲットは完全なプログラミング初心者からプログラミングの初級者です。JavaScript だけではなくプログラミングそのものの入門書としても有益な情報を提供できればと考えています。
個人的にはまったくそんなことはないかなと思います。
例えば、1 章で JavaScript の概要を「1 次元セルオートマン」というプログラムを使って説明していきます。
コードを理解する必要はないとは書かれていますが、かなりハードな印象があり、いきなりここで挫折する人が多いんじゃないかと思います。
なので、完全初心者にはあまりおすすめできないですね。
広く学べるのでインデックスを作る感覚で読むのが良さそう
完全初心者にはキツいかと思うが、ある程度他言語や JavaScript 自体を学んだことがある人にとっては、帯にも書かれているとおり「広く学ぶ」のには最適の書籍だと思います。
上のリンクからオライリージャパンのサイトで詳細の目次が確認できるので、それを見るだけでも結構納得できるのではないでしょうか。
個人的には「11 章 メタプログラミングを学ぶ」や「16 章 センサーとデバイスを学ぶ」あたりの内容は初見でしたし、今の業務でもしばらく使用することはないかなと思っているので、さらっと流して読んで、「こういうのがあるのね」くらいの感覚で進めました。
また、自身の弱いところなどを気づくきっかけにもなると思います。
以下は個人的な弱いところと初見だったところなので読み返して理解しておきたいところです。(全然 JavaScript 知らんやんこいつって言わないで・・・)
弱いところ一覧
- タグ関数
- 正規表現
- イテレータ
- ジェネレータ
- セキュリティ
- パフォーマンス
セキュリティ・パフォーマンスあたりは他の書籍を含めてもっと深く勉強しておきたいところです。
ほぼ初見レベル一覧
- TypedArray
- バイナリデータ
- Proxy・Reflect
- Web Components
- IndexedDB
- WebGL Web Audio
- PWA
- センサー・デバイス接続
この辺りは必要になった時に深く学びたいなと思います。
正直 WebGL とかセンサー・デバイス接続とかはしばらくは学ぶこともなさそうかなと。
(補足)ハンズオン Node.js について
実は姉妹本的に「ハンズオン Node.js」という書籍もあります。(持っています)
こちらでは Node.js について同じように広く学べます。
JavaScript を使う(フロントエンド)エンジニアとしては Node.js の知識も同じくらい大事なので、こちらも読む価値があるかなと思います。
jest を使ったテストとか npm 周りとかフロントエンドでもかなり重要ですしね。
一応こちらも全体をさらっと読んではいますが、まだ深く読んでいないので読み終わったら感想文を書こうかなと思います。
まとめ
まとめると
- 完全初心者はキツい、他の言語や JavaScript 自体を少しでも触ったことがある人向け
- JavaScript を広く学べるのでインデックス作りには最適
- 自分の弱いところに気づける
のような書籍ではないでしょうか。
個人的には期待したとおりの書籍だったのでかなりよかったので、デスクの上に常に置いておいて、時間ある時にさらっと 1 章分だけ読むようにすると思います。
気になった方は以下からオライリーのサイトをご確認ください。
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